こんにちは!岡部です。
今回は、
「色彩を使えるようになるための
4つのステップ」
と言うテーマでお話ししていきます。
絵を描いていく際に
どうしても考えないといけない
「色彩」についてですが、
僕自身が学んできて
実際に使えるようになるために
4つの段階というものが存在しました。
今回はこの4つのステップについて
解説していこうと思います。
実際に色をイメージ通りに使えるように
なると、
自分の絵に自信を持てるようになりますし、
発表したり仕事に繋げたりなども
しやすくなります。
なので
「色をこれまで上手く使えなくて
困っていた」
と言う方には是非参考にして欲しいです。
では早速始めていきましょう。
色を使えるようになる流れ
まず色彩を自身の作品で自由に使えるように
なるまでの流れについてです。
これには4つのステップがあります。
それが、
①基礎の色彩3要素
②光の色彩理論
③平面色彩の理論
④技術と組み合わせる
この4つです。
1つずつ解説していきます。
①基礎の色彩3要素
まずステップ1が
「基礎の色彩3要素」について
しっかり知っておくと言う部分です。
ここは頭に入っている人はいると思いますが、
一応解説します。
色彩の3要素とは
・明度
・彩度
・色相
この3つのことです。
まず明度というのは色の明るさのことですね。
そして彩度は鮮やかさ。
色相は色の種類(赤や黄色など)の
ことです。
これらは色を扱う上で基礎中の基礎に
なる知識の部分です。
とはいえ、
これらは非常に多くの幅を持っています。
例えば色相1つ取っても、
黄色〜赤までのグラデーションって
幅広いです。
黄色寄りのオレンジ色だったり、
赤寄りのオレンジ色だったりと
幅があるわけです。
明るさも一番明るい色を白、
一番暗い色を黒とすると、
その間には無数のグレーのグラデーションが
存在します。
なので、
こうした複雑な要素を頭できちんと
理解して描いていくために
まずは基礎の3要素である
明度、彩度、色相を頭に入れておきましょう
ということです。
②光の色彩理論
2つ目が光の色彩理論です。
すこし難しく聞こえますが、
要は
「モチーフに光が当たって影ができる」
この状況を色彩を使ってリアルに描くための
理論などは最低限知っておきましょう
ということです。
例えば光源の色味がこうだから
モチーフの色味はこう見えると
自然に描けるよね、、、
みたいな理屈の部分ですね。
実は意外とこれを理解できていなくて
上手くモチーフを色を使って描けない
という人も多いのです。
なのでこうした部分理解するところから
始めていく必要があります。
③平面色彩の理論
そして3つ目が平面色彩の理論です。
これも何か絵を描こうとした時に
必ず抑えておいた方がいい色の考え方です。
どちらかというとモチーフの光などを
リアルに自然に描くというよりは、
色面の綺麗な組み合わせ方の話ですね。
こう言った部分はデザインの領域とも
被る部分があります。
この色とこの色の組み合わせは綺麗に
見える、とか
これくらいの明度でこれくらいの彩度の
色はこういう雰囲気を絵に与えてくれる。
とかこうした知識の部分です。
絵の中で色彩を扱う上では
こうした知識があると、
思い通りの雰囲気や世界観で絵を
描いていくことが出来ます。
④技術と組み合わせる
そして最終的にこうして身につけた
色のスキルを実際にキャンバスの中に
落とし込んで作品にしていきます。
例えば油絵具で描いている人であれば、
色彩の扱い方を学んだ上で油絵具で
作品を描けばレベルアップできる
わけです。
これはそこまで難しい話ではありません。
同じ画材、同じ描き方などでも
色に対する考え方や知識がついた上で
絵を描くと全く違う絵になりますからね。
単純にグッとレベルが上がります。
実際にそうした人をこれまでに
たくさん見てきましたし、
色を使えるようになっただけで
周りの評価が変わったというのは
普通にある話です。
やっぱり当たり前ですが、
色が使えるだけで絵のレベルはグッと
上がります。
なので是非色彩のスキルを
4つのステップで身につけつつ、
作品に取り込んで欲しいなと思います。
では今回はここまで。
またお会いできると嬉しいです。