OKABE ART BLOG

水彩やアクリル絵の具の「ガッシュ」とは?

 

こんにちは!岡部です。

今回はこれが一番質問の中でも
多いんじゃないか?ってくらい
質問される

「ガッシュ絵の具」についてお話し
していこうと思います。

アクリル絵の具や水彩絵の具を
買う人なら知っていると思いますが、
ガッシュと呼ばれる絵の具が存在
します。

・アクリルガッシュ
・水彩ガッシュ

こんな名称ですね。

 

で、これらの絵の具って
結局アクリルとは違うの?
水彩とは違うの?

ってよく聞かれます。

 

で、毎回聞かれるたびに
「全然違いますよ〜」って答えます。

使う際の技法の幅とかも変わってくるし、
使える表現も違います。

 

なにが一番大きく違うのか?
というと「透明度」です。

基本的にガッシュ系の絵の具というのは
顔料の比率が多いです。

 

アクリル絵の具であれば
アクリル樹脂と顔料を組み合わせて
作られるわけですが、
この時の顔料の比率が多いわけなのです。

なので顔料の粉が多い分
透明度が非常に低くなります。

 

透明度が低いと透明な絵の具を重ねる
ような油絵的な技法が使えなく
なりますね。

(グレーズ技法などと言ったりします)

 

逆に隠蔽率は高くなるので
下の層を見えなくしたりする力は
ガッシュの方が高いです。

しかし基本的にガッシュ系の絵の具を
使うのはやめておいた方がいいです。

強度が低いからです。

 

樹脂分が少ないので固着が弱かったり、
柔軟性が足りなくてヒビが入ったり
します。

なので作品にはあんまり使わない方が
良いよ〜、
という感じです。

 

参考になれば嬉しいです。

では今回はここまで!
またお会いできると嬉しいです!

記事を書いている人

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絵を制作したり、絵画教室を開催したりしながら生きています。
最近は絵を仕事にしていきたい人へのサポートなどもしています。
よろしくお願いします。