こんにちは!岡部です。
今回は
「絵の表面仕上げ方法を解説」
と言うテーマでお話ししていきます。
絵を描いていく上でとても重要な事が
あります。
それが表面の最終的な仕上げ方です。
アナログで絵を描いていく際と
デジタルで描いていく際との
大きな違いは「物質としての存在感」です。
キャンバスや絵の具の上に絵の具が
重層化したものが、
絵画作品なわけですよね。
この時にやはり表面の物質感は
とても重要な部分なのです。
マチエールや絵肌なんて言い方もします。
そしてその中でも超重要なのが
「ツヤ」です。
ツヤがどのように仕上げられているのか?
によって絵の印象は180度変わります。
「正面に立った時に鏡のように
反射するくらいのツヤなのか?」
「しっとりマットでツヤがないのか?」
「中間くらいのツヤなのか?」
「絵の部分部分でツヤが異なって
いるのか?」
このように様々な考え方ができます。
ワニスで最終調整していく
そしてこれらのツヤを調整する際に
使うのがワニスです。
ワニスにも様々な種類があります。
・強ツヤ
・普通のツヤ
・マット
などなど。
こうしたものを自分の作品の
最終イメージに合わせて使い分けて
いくわけですね。
僕であれば西洋の古典絵画技法に
近いので、
ツヤの強い仕上げにする事が多いです。
日本画のような絵肌を目指したい方は
逆に艶消しを選んでも面白いかも
しれませんね。
ワニスは必ずしも使わないといけない
わけではありませんが、
絵の具の厚みによって絵の所々で
ツヤがバラバラになってしまうと、
作者がどう見せたかったのか分かりづらい
部分もあります。
なので作品のイメージに合わせて
最終仕上げまで考えていけると
いいですね。
また、アクリル絵の具のワニス材だと
最近はUVカットできるものまで
販売されていたりもします。
強度も上がると思うのでお薦めです。
では今回はここまで。
またお会いできると嬉しいです。
ではでは。