OKABE ART BLOG

「コレ」を覚えれば色彩は使えます

こんにちは!岡部です。

今回は
「コレ」を覚えれば色彩は使えます
と言うテーマで話してみます。

 

最近色について攻略するための記事を
書いたりしています。

というのも本当に色の使い方で
悩んでいる人は多くいると感じている
からです。

 

特に絵を描き始めた時というのは
誰しもが躓くポイントだと思うんですね。

 

目立つ絵を描こうとして強い色を使って
逆にうまくいかなかったり、

色を抑え気味にして自由に
色を使えなかったり。

 

これは僕も同じ道を通ってきたので
気持ちがすごく分かるわけです。

で、そうした時に1つ覚えておいて
欲しい考え方があります。

 

それが、
【絵は対比と調和で成り立つ】
と言う考え方です。

「対比」と「調和」です。

 

この2つをうまく使えるだけで
色彩はどんどん上手くなります。

少し掘り下げて解説します。

 

①対比

まず1つ目が「対比」です。

絵には必ず作者の意図が入ります。

 

1つの絵の中で、

「このモチーフの部分を見せたい!」
とか、
「絵のこの部分を強調して伝えたい!」
などなど。

 

こうした意図のない絵は
作品になり得ません。

作者の主張を伝えるのが作品だからです。

 

そしてそうした部分は他の部分より
強調して描く必要があります。

 

例えば、

・鮮やかに描く
・補色を使って描く
・明度に差をつけて描く

こうした色の工夫をしなければ
いけないのですね。

 

こうした対比を使えるようになると
メリハリのある、
目を引く作品を描けるようになります。

 

②調和

 

2つ目が「調和」という要素です。

調和というのは、
目立たせずに画面に馴染ませる考え方です。

 

この要素も絵を描いていく際に
非常に重要な部分になります。

 

なぜなら
先ほどの対比を画面全体に使って
しまうと、

画面全ての要素がケンカしあって
メリハリのないボヤッとした印象に
なってしまうからです。

 

なので目立たせない部分をしっかり
調和させて作った上で、
自分の主張したい見せたい部分に
対比の要素を使うという考え方が
必要になるのです。

 

レオナルドダヴィンチのモナリザも
主役のモナリザは明るくしっかり
描かれていますが、
背景の風景は低いコントラストと色味で
描かれていますよね。

これが目に見えるままくっきりと
色を使って描いていたら、
調和の要素が存在せず画面全てが
ケンカしてしまいます。

 

まとめ

 

さて今回は絵の中で色彩をうまく使う
ための
「対比」と「調和」の要素について
お話ししました。

この2つを画面の中で使いこなせるように
なると、
しっかり目立って埋もれることのない
メリハリのある絵を描くことが出来ます。

 

是非あなたの絵の中でもこの2つの要素を
確認して絵を描いてみてくださいね。

色はセンスだけでなく、
こうした理屈を身につけるだけで
どんどん良くなっていきます!

 

では今回はここまで。

またお会いできると嬉しいです。

 

 

 

 

記事を書いている人

okabeartblog
絵を制作したり、絵画教室を開催したりしながら生きています。
最近は絵を仕事にしていきたい人へのサポートなどもしています。
よろしくお願いします。